「Creative Summer Camp」の赤湯コースロケハンが、7月18日(土)、19日(日)に山形県赤湯市内にて行われました。台風の影響が心配されましたが、2日間、天気もどうにかもちました。
今回は、赤湯コースの参加者24名と、温泉街と温泉以外の町の魅力を巡った旅の様子をお送りします!!
【赤湯について】
約900年の歴史を持ち、羽州街道の宿場町として伊達家や上杉家の湯治場となったと言われる赤湯温泉は、山形県の南陽市にあります。 泉質のよい温泉街として有名ですが、他にも、さくらんぼやラ・フランス、ブドウ、米沢牛といった食材に加え、スカイスポーツの大会が開催されるなど、たくさんの魅力がつまっています。
CSC赤湯コースでは、「日本の他の温泉街とは違う、日本人も外国人も癒されに来たくなるような赤湯を30秒で表現する」ことをテーマにしています。
【ロケハン1日目】
台風の影響か、日差しが強かったロケハン1日目の朝。東京駅に、赤湯コース参加者が集まり、いざ出発!
首都高で少し渋滞に巻き込まれましたがほぼ予定通りに赤湯に到着!
本日の宿泊場所で、赤湯コースコーディネーターの須藤清市さんが館主の「いきかえりの宿 瀧波」にチェックイン。
瀧波のお話を聞いた後に各部屋に荷物を置いて、南陽スカイパークへ向かいました。
ここはパラグライダーの世界大会が行われたこともある場所で、町中を一望できます!今回は曇っていたので周囲の山があまり見えませんでした。
小雨降る中、デモフライトもしていただきました!
スカイパークの次は、観光ぶどう園をしている紫金園へ。
ここでは、ぶどうの生産からワインの醸造まですべて自前で行っています。また、物流を考え、道に近いところにこの紫金園を構えたそうです。ぶどうの下で、初物のぶどうを食べながらお話をお聞きしました。
続いて訪れたのは酒井ワイナリーさん。
ここもワインの生産を行っていますが、紫金園さんのようにぶどうの生産はしていません。
特徴としてはワインの生産工程。濾過器を使わずに、一升瓶を使って時間をかけて濾過をしているそうです。
見学後はワインの試飲もさせていただきました。また、酒井ワイナリーさんでは、ワイングラスや工芸品なども売っていました。
少し予定より早くロケハンを回れたので、この後に赤湯駅(駅がパラグライダーの形なんです)や温泉街の中にある観光案内所などに寄り道しながら、瀧波へ戻りました。
瀧波の源泉かけ流しの温泉に入った後はみんなで夕食!地元の方々も数名来ていただき、交流をしながらにぎやかに過ごしました。
【ロケハン2日目】
2日目の朝は瀧波で朝食!瀧波では毎朝餅つきをして宿泊客に振舞っています。
参加者も餅つきをしました!
朝食後は温泉街を散策。赤湯の温泉街は景観配慮のために電線を地下に入れたり歩道を広く取っています。また、足湯や外湯(100円〜200円で入湯可!)、飲泉所が町中にあり、気軽に温泉を楽しめます!
赤湯の温泉街を散策した後は、防災センターに移動して地元の方々からお話を聞きました。
「結城豊太郎記念館」館長の加藤さんや「南陽えくぼの里」案内人の鈴木さんからは赤湯の歴史や季節ごとの魅力などをお話いただきました。
その後には、南陽市で活動する若手の方々からも、それまでに聞いた赤湯の現状とは違った視点のお話を聞き、参加者も質問するなどとても有意義な時間となりました。
赤湯コースロケハンの最後は、ご再建1200年以上の歴史がある熊野大社。
「三羽のうさぎ」の隠し彫りが有名で、三羽すべて見つけると願いが叶うんだそうな。
最近では月に一度行われる月結びが話題を呼び、若い観光客の方も多い様です。
【ロケハンを終えて】
赤湯温泉、というと温泉のイメージが強いですが、温泉以外の魅力もたくさんありました。
また、物、場所だけでなく、そこにいる「人」も大きな着眼点となった2日間になったのではないでしょうか。
真剣に話を聞いたり、温泉を満喫したりと、赤湯という地域を楽しみながら進んだロケハン。このロケハンで得た物を今週末の企画構想ワークショップで企画に落とし込み、9月の撮影・編集キャンプに臨みます。
最後に、今回のキャンプにはたくさんの現地の方が協力してくださっています。
本当にありがとうございます!8月の撮影・編集キャンプでもまたお世話になりますが、どうぞよろしくお願いします。
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Text:Ryo Taniguchi