福島県会津若松 映像コースについて

福島県会津若松 映像コースは定員に達したため、申し込みを締め切りました。
多数のお申し込みを頂きまして、ありがとうございました。
お申込み頂いた皆様には、運営よりご連絡をさせていただきます。

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会津は城下町の伝統文化と雪国ならではの風土、そして食文化(特に雪がもたらす水・米・酒)がある場所です。
そこに根付いてきた漆器産業は、会津の人の営みを支えるとともに、日本人の食卓を彩ってきました。
ところがバブルを過ぎた頃から、人々の暮らしと漆器は少し縁遠くなってしま い、産地としても売上の減少に苦しんでいます。
また会津は、東日本大震災の影響から観光客の減少等により厳しい状況に置かれ、地域としても新しい取り組みが必要です。
そこで、会津漆器の魅力をあなたなりに再定義し、会津の人々の挑戦を通して会津という場所を発信する映像を作ってください。
漆器を撮るといってもイメージが湧きづらいかもしれませんが、実はその器ができるまでの工程や商品自体の多彩さなど、面白い側面がたくさんあります。
漆器の元となる木材。漆の原料を採るためのウルシノキを育てる畑。そして、 木地・塗り・蒔絵という分業化された工程と専門の職人。それぞれに、びっくりするような面白い話がたくさんあります。

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17世紀から18世紀頃にかけて、ヨーロッパでは「japan」というと漆器のことを指す言葉でした。それほど日本を代表してきた漆器ですが、現在の生産量は最盛期の1/7ほどに落ち込み、産業として厳しい局面に立たされています。その一番の要因は、日本人でさえその魅力を知る人が少なくなってしまい、どう作られていて、どんな良さがあるのかが分からなくなっていることにあります。また会津は、東日本大震災の影響から観光客の減少等により厳しい状況に置かれ、地域としても新しい取り組みが必要です。
そんな中、時代にあった新しいデザインへの挑戦や若手職人の育成、海外進出、他ブランドとのコラボレーションなど、様々な挑戦が続けられており、そういった新しい会津漆器の挑戦を発信することで、新しい文化を作っていくことを目指しています。
今回のCreative Summer Campでは、ぜひ今まで漆器に興味のなかった方々にもその魅力に気づいてもらえるよう、会津漆器の新しい発信を模索できればと思っています。

福島県会津若松 映像コース 審査員
箭内 道彦
すき あいたい ヤバい
1964年、福島県郡山市生まれ 東京藝術大学美術学部デザイン科卒 クリエイティブディレクター 博報堂を経て、「風とロック」設立。 主な仕事に、タワーレコード「NO MUSIC,NO LIFE.」、リクルート 「ゼクシィ」、東京メトロ「Find my Tokyo」、サントリー「ほろよい」、 グリコ「チーザ」、ダンロップ「エナセーブ」など。 「月刊 風とロック」発行人。

その他の地域

Coordinator

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貝沼 航

株式会社明天 代表取締役、テマヒマうつわ旅 主宰

1980年福島県福島市生まれ。大学卒業後、会津若松市にIターン。城下町会津に残る伝統工芸を盛り上げたいと、2005年、株式会社明天を設立。産地インターンシップによる後継者育成事業、全国の若手デザイナーと職人の連携による新商品開発事業、飲食店を中心とした販路開拓事業などを行ってきた。一貫して作り手を大事にするスタンスを崩さず、職人たちのコーディネータとして、共に事業を進める。現在、会津漆器の工房と連携し、作り手(職人)と使い手(消費者)を繋ぐ新たな取り組み「テマヒマうつわ旅」を展開中。(http://tematrip.com/)