本日は、3カ月に渡って活動してきたCreative Summer Camp(以下、CSC)の集大成「CSC最終審査会」の様子をお届けします。CSCとは、それぞれの受け入れ先の地域を1泊2日で視察して企画を考え、その後、2泊3日で30秒のCMの撮影、編集をして作り上げるというプログラムです。
イベント冒頭で流したCSCの3ヶ月間の様子をまとめた映像があるので、
ぜひご覧ください!
ゲスト審査員は、東北新社・中島信也氏、銀河ライター・河尻享一氏、ワンスカイ・福里真一氏、博報堂ケトル・木村健太郎氏、すき あいたい ヤバい・箭内道彦氏(ビデオ講評)の5名をお迎えしました。
一般のお客様も見守る中、50名を越えるCSC参加者の皆さんが、各チーム2分半のプレゼンテーションをしていきました。それでは早速、結果の方を見ていきたいと思います。
※優秀賞は審査員から贈られる賞、特別賞は本イベントにご来場の方々からの一般投票の結果をもとにした賞です。また、審査員の方々には、各地域から選ばれた優秀賞3作品の中から最優秀賞1作品も決めていただきました。
石巻コース
優秀賞(1位)
「二人の男」
ユニサイクルず
福里 全く見るつもりのない人たちに見たいと思わせるのが広告の役割だとすると、「何かを伝えようとしている何かが始まった感じ」に、人を振り返らせる力を感じました。また、多くの作品が“正解”を提示している中で、この作品は正解を出していませんでした。正解を出すのは現地を訪れた人であって、広告が正解を提示しなくてもいいと考えます。素晴らしい作品でした。
特別賞(2位)
「いただきます!石巻」
チーム紫外線
福里 歌で刷り込むのは良かったです。ただ、「すごくいい!」と言われると嘘っぽいと思われてしまう場合もあります。
只見コース
優秀賞(1位)
「只見の人になる」
AXL Tokyo
箭内 金髪であんなに感じのいい人ってなかなかいないと思います。それを生かすコンテ、演出だったと思います。一番の名産品は「人」だと思います。それが伝わってくる良いCMでした。
特別賞(2位)
「ただみの歌」
ここそ会
長野コース
優秀賞(1位)
「恋人ときたい街」
チーズケーキ
木村 長野という皆が知っているものを伝えるときには“新しい発見”を伝えなくてはならない。「恋人と来たかった町」というテーマには、人間の真実を感じると同時に、それが新しい発見になっていました。「東京から90分」というダメ押しや、音の当て方も良かったです。
特別賞(2位)
「この町にひかれて」
4センチ
木村 CMギミックで映像としてレベルが高かったです。プレゼンも魅力的でしたが、映像に反映されていなかったのが残念でした。
そして審査員の皆さんに、全19チームの中で1番の作品(=最優秀賞)を決めていただきました。
その結果は ・ ・ ・
石巻コースの「ユニサイクルず」です!おめでとうございます!
なお、今回各コースで1位を獲得した「ユニサイクルず」「AXL Tokyo」「チーズケーキ」の作品は、渋谷交差点のスクリーンにて放映されます。詳細は後日発表しますので、今しばらくお待ちください。
初めてCSCの顔合わせをしてから早3カ月。何度もブラッシュアップを重ねてきた作品は、どれも本当に高いクオリティでした。参加された皆さんは全力を出し切ったかと思いますが、myJapanの本戦は10/5までエントリーを受け付けています。募集テーマに合わせて今回の作品を応募することも可能ですので、奮ってご参加ください!
text : kazuki mochizuki