名前にも街にも馬が隠れてる…⁉歩くだけでわくわくする南相馬市

今回は今年のCSC開催地域の一つ、「南相馬」ついてご紹介します!
南相馬市は福島県の北東部に位置する市で、人口は約6万人です。

南相馬市、大きいのかな、と思いませんか?実はこの南相馬市、2006年に原町市と小高町、鹿島町が合併して誕生したんです。

今回のCSC開催地域の中では一番面積の広い地域です。

ところで皆さん、南相馬市という名前を聞いたことがないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は南相馬市の魅力を紹介しようと思います!

 

 

 

 

—駅について真っ先に目に入ってくる馬!

 

この写真、何かの施設かのように思えますが実は駅なんです。

なんで駅に馬の写真が貼ってあるの?

 

 

 


え、街中に突然馬の像が!?
馬好きにはたまらない街ですね…!
なぜこの街にはこんなにも沢山の馬がたくさんいるんだ、そう思いませんでしたか?
実はこの南相馬市、「野馬追」(のまおい)が有名なんです。

 

 

—1000年以上続く「野馬追」

野馬追は鎌倉時代から続く伝統行事です。皆さんもご存知の平将門が始めたと言われています。1952年には国の重要無形民俗文化財にも指定されました。

この行事は三日間かけて行われ、馬の行列や甲冑競馬、神旗争奪戦や野馬懸など盛りだくさんの内容です!

2017年度は7月29日(土)・30日(日)・31日(月)で実施されます。(詳しくはこちら。)

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騎手は男性だけかのように思えますが、なんと女性の騎手の方もいるんです!

騎手の方は男性だけなのでは、そう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。女性の騎手の方がいらっしゃるなんて、ものすごくかっこよくないですか?南相馬市、男性も女性も同じように活躍していてとても素敵な市だと思いませんか?

 

 

—野馬追には必須!染物産業

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原町には、西内染物店という染物屋があります。

1年のうち、野馬追のために30枚ほどの染物を作られています。

この染物は全部絹でできているんです。

 

 

—ガラスメーカーのHARIOがアクセサリー?

日本橋に本社を置く耐熱容器のHARIOはご存知でしょうか。
このHARIO、実はガラスアクセサリーブランドを立ち上げています。

7か所にフランチャイズの工房を持っていて、その一つが南相馬市の小高にあります。

この写真はその工房の一部。全てのアクセサリーが手作業で作られていて、ここでは約7名の女性の職人さんが作業をしています。

 

—市のみんなの憩いの場!

平成22年にひまわりサロンとしてオープンしたこのカフェ。震災で一時期休業していたものの、2015年にひまわりカフェとして再オープンしました。現在は週末に営業するカフェとして市民の方々の憩いの場になっています。

ここのコーヒーはありきたりのコーヒーではなく、ちょっとしたこだわりがあるんです。

福島市のコーヒー専門ショップ、「椏久里珈琲(アグリコーヒー)」の豆を使っているんです。

コーヒー好きの皆さんに是非飲んでいただきたい一杯です。

アットホームな雰囲気のカウンターで話しながら入れてもらえるいっぱいのコーヒー、とっても素敵ですよね。

 

 

―最後に

南相馬市の魅力、少しでも伝わりましたでしょうか?

今回紹介したところは南相馬市の魅力的な場所のほんの一部です。伝統を大切にしていて、女性が輝いていて…もともと自分が詳しく知っていた土地ではないからこそ、気づかれなかった魅力をたくさん見つけることができると思います。

南相馬市は土地が広いこともあって、皆さんが発見する機会が町中に転がっています。

わたし自身、昨年CSCに参加者として参加しましたが、南相馬市には映像で表現できるものがたくさんあると感じました。

是非、皆さんがそれぞれ感じる南相馬市の魅力を映像にしていただきたいです!

 

さて、今年開催のCreative Summer Campですが、もう参加者募集は始まっています!
今回紹介させていただいた南相馬市は、ロケハンを6月24日(土)・25日(日)、撮影・現地発表会を8月25日(金)・26日(土)・27日(日)に開催します。

南相馬市コースの詳細やお申し込みページはこちらをご確認ください。

 

全3地域とも応募締め切りは5月28(日)です。

皆さまのご参加お待ちしております!

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text: Akie Hirose

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