先日、8月21日(金)〜23日(日)にかけてCreative Summer Camp 2015 会津コースが、福島県会津若松市内で行われました。
会津コースのテーマは「会津漆器×◯◯」。
参加者である都会の若手クリエイターたちは、初めて触るこの会津漆器をテーマに30秒のCMを制作しました。
かくいう私も、CSCのテーマに選ばれるまでは会津漆器の存在すら知りませんでした。しかし、初めて触ったときの感触は、チーム たびっぽの『そのふれごこち、ゆめごこち』で描かれているような感覚だったのを覚えてます。
素晴らしい作品が8つも揃ったなかで、最優秀賞を勝ち取ったのはチーム チェックの『きて、みて、会津漆器』でした。接戦を制したこの作品には、手触りをはじめとする会津漆器の魅力を動画で伝えるのではなく、「きて」感じて欲しい、「みて」感じて欲しいというメッセージが込められていました。
そのメッセージが、職人さんたちの想いと合致しての、最優秀賞受賞だったのではないでしょうか。
では、現地発表で受賞した3作品を含めた全8作品をご覧ください!
CSC 2015 会津コース(現地発表作品)
【最優秀賞】
チームチェック
作品名:『きて、みて、会津漆器』
職人さんたちの声をストレートに代弁している作品であるといえます。
構成は複雑ですが、わかりやすくまとまっていますね。
【優秀賞】
漆器とメタル
作品名:『会津漆器に宿る戦士の覚悟』
甲冑と漆器という一見無縁な2つを、蒲生氏郷という知的な切り口で結びつけました。現地の方にお借りした甲冑、様になってます。
【特別賞】
まるめがね
作品名:『into japan』
8作品のなかで一番メッセージ性の高いものだと言えるのではないでしょうか。
日本にいては気づかない日本の魅力、ハッとさせられるメッセージです。
十年十色
作品名:『いいものをながーく』
シンプルながらも、伝えたいことは明確でした。カメラワークが光ります!
ぼあぼあ
作品名:『実録!会津のゾンビあるある』
まさかの「会津漆器×ゾンビ」!何度でも蘇る会津漆器は、ゾンビと違って職人さんの手によって支えられています。
たびっぽ
作品名:『そのふれごこち、ゆめごこち』
会津漆器に触れるとまず気づくのはその手触りの美しさ。その感覚を、ユーモアを混ぜながら素直に表現しています。
ジンジャーアタッチメント
作品名:『会津漆器で繋がる人々』
漆器と共に生きてきた会津の人々。漆器の魅力は、そうした人々あってのものかもしれません。
urushi
作品名:『これ以上、好きにさせないで。』
チームメンバーの率直な気持ちが込められた作品になっています。最後のシーンでは、少しドキドキさせられますね。
以上が会津コース全8作品となります。いかがだったでしょうか。
会津コース参加者の皆さま、お疲れ様でした!
しかし、現地での発表も重要ですが、あくまで中間発表に過ぎません。いわば暫定順位です。
2泊3日では仕上がらなかったものをさらに磨き上げ、
各チームとも完成版は9月29日(火)に渋谷ヒカリエにて行われる最終審査会でのお披露目となります。
ぜひご期待ください!
Text : Junta Mayuzumi